渡船場
私が住む群馬県からお隣の埼玉県に渡るには、車で橋を越える他に船でも渡れます
利根川を挟み埼玉県との県境にこの利根川を挟んでいてこの渡船は群馬と埼玉の県道の一部でもあり町営で無料にて運行されています
この渡船の歴史は古く、戦国時代、上杉謙信の文献にも登場しますその後江戸時代には水運が発達し、利根川を利用して江戸や房総方面との交通が盛んにおこなわれ、この時代には渡船場が栄えたそうです
特にここは水深もあり立地条件にも恵まれ、江戸からの大型船の終点という河川交通の要所として、坂東16渡津に数えられ繁栄に沸きました
しかし、長かった繁栄も明治時代の中頃までで、その後は、鉄道等の交通機関が発達するにつれ急速に衰退し、渡船場として機能だけ残ったそうです
各地の渡船場も廃止の一途をたどりましたが、この渡船は、ただ一つこの地域で残された数少ない河川交通手段として、人々に愛され、利用されて今に伝わっています
船が向こう岸に船がいる時はどうやってこちら側に船を呼ぶのかというと・・・
「旗」で船長に合図をします
両岸に黄色い旗を揚げる場所があり、対岸にいる場合は、その旗が揚がったら船が来ます
去年の10月に、フジテレビのめざましテレビ「トロと旅する」のコーナーでも取り上げられました
うちの父が撮影に立ち会ったのですが、ほんの何分かのコーナーでも、撮影時間は2時間位かかったとかっ
いつまでも残して欲しい、歴史ある「渡船」の紹介でした
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